高いファッション性と高度なテクノロジーで、世界中にファンを持つ「NIKE(ナイキ)」。勝利の女神ニケの翼をモチーフにデザインのロゴマーク「スウォッシュ」でおなじみのブランドです。
ランニングシューズにおいては、日本ではasics(アシックス)に次いで第2位のシェア、若者層に限っては、第1位のシェアを持ちます。
そんなナイキのランニングシューズには、「Zoom ズーム」「Lunar ルナ」「Air Max エアマックス」「Free フリー」という4つのメジャーなシリーズがあります。
ここでは、そんな代表的な4つのシリーズが持つ、それぞれの特徴を紹介していきます。
Zoom ズーム
特徴
伸縮性の高いファイバーが内蔵されている「ZOOM AIR ユニット」を搭載したシューズです。
開発当初は「Tensile Air(テンシルエア)」と呼ばれていました。その名の通り、テンシル(張力)を使い、バネのように加速することが可能で、瞬発性では最高峰のポテンシャルを持っています。
ランニングシューズだけでなく、トレーニグシューズ、バッケットシューズもあります。バッシュは、日本人初のNBA選手、田臥勇太選手をはじめ、数多くのトップアスリートも愛用しています。
おすすめのランニングシューズ
AIR ZOOM VOMERO 12
数あるZOOMシリーズの中でも、長距離ランナー向けに作られたシューズです。優れた反発感をもつズームエアに加え、柔らかいルナロンフォームのクッションも搭載しています。アッパーはフライメッシュになっており、非常に優秀な通気性を持ちます。
Lunar ルナ
特徴
枕のように柔らかいクッション性と、ゴムボールのように弾む高い反発性という相反する性能を兼ね備えた、超軽量のソール「Lunarlion(ルナロン・クッショニング)」を搭載したシューズです。
ルナはラテン語で「月」を意味し、宇宙飛行士が月面を弾むようなイメージから由来して名付けられています。現時点における、ナイキテクノロジーの最高峰に位置する、ナイキの技術力の結晶です。
モデルとして、最上位モデル「ルナエピック」、レース向けの「ルナスパイダー」、練習向けの「ルナグライド」などのシリーズがあります。
おすすめのランニングシューズ
LunarEpic Flyknit
シリーズでも飛び抜けた柔らかさで、まるでソックスのようなフィット感があるシューズです。足首までしっかりとカバーしているミッドカットと、従来のローカット2種類があります。ひざ下・足首・足先が、まるで一つのユニットのように連動するため、ナチュラルで滑らかな足の動きができます。
Air Max エアマックス
特徴
数あるナイキのエアクッションの中でも、最大のエア容量をもち、最高の衝撃吸収性を誇る「Max Air ユニット」が搭載されているシューズです。
1987年に初代「NIKE AIR MAX 1」が発売されて以来、数々の新たなテクノロジーが開発されているにもかかわらず、常にナイキシューズのトップを走り続けています。
ランニングシューズとしては、かなり重い部類にあるため、長距離を主とするシリアスランナーやレース用のシューズよりも、初心者の練習用におすすめです。
おすすめのランニングシューズ
AIR MAX 2017
チューブ状になっているフルレングスのMax Airユニットが搭載されているランニングシューズです。アウトソールにはワッフルソールと呼ばれる突起(スタッド)のある透明ラバーが使用されており、あらゆる路面で高いグリップ力を持ちます。足中央部には、吊り橋を支えるケーブルから考案されたFlywireテクノロジーが使われており、優れたフィット感があります。
Free フリー
特徴
裸足の感覚を取り戻す「裸足ランニング(ベアフットランニング)」をすることができるシューズです。ミニマリストシューズとも呼ばれています。
幾何学構造のアウトソールにより、使用者の足に合わせて、アウトソールがまるでソックスのようにフィットする「NIKE FREEテクノロジー」が搭載されており、360°自由な動きで、余計なものを削ぎ落とし、足本来の力である「素足」の感覚を再現します。
おすすめのランニングシューズ
Free RN FLYKNIT
足の形に基づく形状のラウンドヒールと、伸縮性の高いソックスのようなアッパーが、走行時の足の動きに合わせてフィットするため、常に自然な動きをキープしてくれます。RN FLYKNITは、Freeシリーズの中で最もクッショニングに優れており、ミニマリストシューズにもかかわらず、中距離ランにも対応しています。