筋肉だけではなく、骨や歯など、子どもの成長をトータルでサポートしてくれる、万能なスポーツサプリメント「ジュニアプロテイン」。
以前の記事では、プロテインとジュニアプロテインの違いや、何歳から何歳まで飲むべきかをまとめて紹介しました。
ジュニアプロテインとプロテインの違い
今回は、国内外のプロテインメーカーから販売されている、おすすめの人気ジュニアプロテインを、ランキング形式で紹介します。
小学生~中学生の成長期にいる子どもがいる保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめランキングの算出方法
ミロなどは除外
このランキングでは、国内外のプロテインメーカーが発売している、人気ジュニアプロテインを総合的に評価しています。
子どもの成長を促進する飲料としては、ロート製薬の「セノビック」、ネスレの「ミロ」、イッティ一番星の「アスミール」なども人気です。
しかし、これらの商品はたんぱく質の含有量が少なく、筋肉よりも骨の成長に特化している成分バランスになっているため、ランキングの対象外としています。
3つの評価ポイント
品質(クオリティ)
通常のプロテインランキングでは「1杯あたりのたんぱく質含有割合」をメインに考えて品質のランク付けをしました。
しかし、子どものトータルな栄養摂取を目的としているジュニアプロテインでは、ビタミン、ミネラルの重要性がたんぱく質と同程度に高く考えられています。
そのため、ジュニアプロテインランキングでは、たんぱく質以外の栄養成分を、プロテインランキング以上に考慮しています。
値段(コスト)
ジュニアプロテインの重量は、商品によってバラつきがあります。そのため、単純に製品の販売価格を比べただけでは、実質的なコストは判断できません。
そこでこのランキングでは、販売価格を重量で割り、一杯あたりの推奨摂取量を掛けた、一杯あたりの値段を算出して比較しています。
これにより、商品をただ見比べただけではわかりにくい、実質的な一杯当たりの料金がわかります。
味(フレーバー)
味は、今まで50種類以上のプロテインを飲んできた私と、子どもを代表して、娘(小学生)、息子(幼稚園児)が判定しています。
一般的な評判、口コミレビューも一通りチェックしていますが、あくまでも主観重視です。
味だけでなく、粉末の溶けやすさも判断材料としています。
では、さっそくジュニアプロテインおすすめランキングの発表です!
ジュニアプロテインおすすめランキング
第1位 ゴールドジム(GOLD’S GYM)
スーパージュニアプロテイン ココア風味
基本情報
サイズ:800g、200g
1杯当たり
たんぱく質量:11.98g
たんぱく質含有割合:59.9%
(2 位 / 7 位)
4,100円÷800g×20g=102.5円
(6 位 / 7 位)
栄養成分
たんぱく質:11.98g、脂質:1.64g、炭水化物:4.08g、
ナトリウム:82mg、カルシウム:360mg、鉄:7.84mg、
ビタミンA:0μg、ビタミンB1:0.28mg、ビタミンB2:0.34mg、
ビタミンB6:0.54mg、ビタミンB12:1.94μg、ビタミンC:22mg、
ビタミンD:0μg、ビタミンE:0mg、ナイアシン:3.7mg、葉酸:0μg、
パントテン酸:1.24mg、マグネシウム:190mg、カリウム:220mg
特徴と感想
数多くのアスリートを会員に擁する、世界最大のフィットネスクラブ「ゴールドジム」のジュニアプロテインです。
成長に有益な7種類のビタミン(ビタミンAとビタミンDは、なぜか成分表に記載されていない)と4種類のミネラルが十分に配合されています。
たんぱく質もたっぷり約12g配合されているほか、筋肉の分解抑制効果のあるグルタミンも一杯あたり720mg配合されており、大人が使用しても効果のある仕様になっています。
味は定番のココア味で、通常のプロテインよりも少し甘みがあります。そのため、水で飲んでも私はおいしかったですが、子ども達は牛乳じゃないとおいしくないという感想でした。
一杯あたりの値段は少し高めの設定ですが、そのデメリットを帳消しにできるほどハイスペックな栄養バランスがある、最もおすすめのジュニアプロテインです。
最安値価格
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第2位 ザバス(SAVAS)
ジュニアプロテイン ココア味
基本情報
サイズ:840g、210g
1杯当たり
たんぱく質量:6.0g
たんぱく質含有割合:42.9%
(3 位 / 7 位)
4,200円÷840g×14g=70.0円
(1 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:50kcal、たんぱく質:6g、脂質:0.6g、炭水化物:5.1g、ナトリウム:82mg、カルシウム:420mg、鉄:4.6mg、ビタミンA:0μg、ビタミンB1:1mg、ビタミンB2:0.8mg、ビタミンB6:0.17mg、ビタミンB12:0.5~1.8μg、ビタミンC:90mg、ビタミンD:0.83μg、ビタミンE:1.3mg、ナイアシン:3.3mg、葉酸:30~105μg、パントテン酸:0.92mg、マグネシウム:10mg、カリウム:0mg
特徴と感想
日本で一番売れている、ザバス(SAVAS)のジュニアプロテイン ココア味です。栄養成分がバランスよく、高水準で配合されています。
中でもビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、2杯飲めば、子どもが1日に必要とするカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCを摂取することができます。
味はかなり甘めに作られており、ココアというよりチョコレートドリンクのような味です。
うちの子どもは二人とも、今回、飲み比べた中で一番おいしかったといっていましたが、口コミを見ると、甘すぎて飲めないという意見も多いので、甘いものが苦手な子供は注意が必要です。
最安値価格
最安値販売価格:3,250円~
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第3位 ザバス(SAVAS)
ジュニアプロテイン マスカット風味
基本情報
サイズ:700g、168g
1杯当たり
たんぱく質量:6.0g
たんぱく質含有割合:42.9%
(3 位 / 7 位)
4,200円÷700g×14g=84.0円
(2 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:52kcal、たんぱく質:6g、脂質:0.1g、炭水化物:6.8g、ナトリウム:51mg、カルシウム:100mg、鉄:4.6mgビタミンA:0μg、ビタミンB1:1mg、ビタミンB2:0.8mg、ビタミンB6:0.17mg、ビタミンB12:0.4~1.1μg、ビタミンC:90mg、ビタミンD:0.83μg、ビタミンE:1.3mg、ナイアシン:3.3mg、
葉酸:33μg、パントテン酸:0.92mg、マグネシウム:10mg、カリウム:0mg
特徴と感想
2位のココア味と同じ、ザバス(SAVAS)のジュニアプロテインです。
単にフレーバーが違うだけでなく、栄養成分も若干違いがあります。最も違うのはカルシウムの配合量で、マスカット風味はココア味の約4分の1しかありません。
また、定価と一杯の推奨量が同じにもかかわらず、本体重量がココア味よりも軽いため、一杯あたりの値段が少し高くなっています。
とはいえ、他メーカーのジュニアプロテインと比べると安く、栄養価も高いため、十分優秀なジュニアプロテインです。
味は甘みが少しだけ強いマスカットジュースという印象で、清涼飲料水のようにグイッと飲めます。
牛乳で飲むよりも、水で飲んだ方が、おいしく、子どもたちの評判も良かったです。牛乳が苦手な子どもにもおすすめのジュニアプロテインです。
最安値価格
最安値販売価格:3,250円~
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第4位 ウイダー(weider)
ジュニアプロテイン ココア味
基本情報
サイズ:800g、200g
1杯当たり
たんぱく質量:8.4g
たんぱく質含有割合:42.00%
(4 位 / 7 位)
3,400円÷800g×20g=85.00円
(3 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:74kcal、たんぱく質:8.4g、脂質:0.8g、炭水化物:8.2g、ナトリウム:100mg、カルシウム:500mg、鉄:4.6mg、ビタミンA:0μg、ビタミンB1:0.46mg、ビタミンB2:0.54mg、ビタミンB6:0.46mg、ビタミンB12:0.8~3.0μg、ビタミンC:0mg、ビタミンD:2μg、ビタミンE:0mg、ナイアシン:7mg、葉酸:90μg、パントテン酸:2.4mg、マグネシウム:0mg、カリウム:0mg
特徴と感想
ウイダーinゼリーでおなじみのウイダー社のジュニアプロテインです。
たんぱく質は1杯あたり8.4gとザバスのジュニアプロテインよりも充実しており、カルシウム、ビタミンD、葉酸などは、他メーカーより多く配合されています。
しかし、カルシウムと同時接種したいマグネシウムや、ビタミンC、ビタミンEが配合されておらず、栄養のカバー率は他メーカーに劣ります。
味は森永のココアを使用しているため、普通においしいココア味です。ザバスのココア味が甘すぎるという理由で、こちらに乗り換える人も多くいるようです。
最安値価格
最安値販売価格:2,491円~
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第4位 ウイダー(weider)
ジュニアプロテイン ヨーグルト味
基本情報
サイズ:800g、200g
1杯当たり
たんぱく質量:8.4g
たんぱく質含有割合:42.00%
(4 位 / 7 位)
3,400円÷800g×20g=85.00円
(3 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:78kcal、たんぱく質:8.4g、脂質:0.4~1.4g、炭水化物:9g、ナトリウム:15~45mg、カルシウム:500mg、鉄:4.6mg、ビタミンA:0μg、ビタミンB1:0.46mg、ビタミンB2:0.54mg、ビタミンB6:0.46mg、ビタミンB12:0.8~3.0μg、ビタミンC:0mg、ビタミンD:2μg、ビタミンE:0mg、ナイアシン:7mg、葉酸:80μg、パントテン酸:2.4mg、マグネシウム:0mg、カリウム:0mg
特徴と感想
上で紹介したココア味と、栄養成分はほとんど同じ、定価は全く一緒のフレーバー違いです。
味はおいしいヨーグルトドリンクのようで、人工甘味料を使用していないため、甘味よりもさわやかな酸味を感じます。
ココア味は牛乳で割らないと微妙な味ですが、ヨーグルト味は水で割っても十分おいしいので、牛乳が苦手な子どもにも人気があります。
最安値価格
最安値販売価格:2,582円~
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第6位 ケンタイ(Kentai)
ジュニアプロテイン グレープ風味
基本情報
サイズ:700g、小分けタイプ(21g×5包)
1杯当たり
たんぱく質量:3.15g
たんぱく質含有割合:15.00%
(7 位 / 7 位)
3,600円÷700g×21g=108.0円
(7 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:80.6kcal、たんぱく質:3.15g、脂質:0.2g、炭水化物:16.5g、ナトリウム:20mg、カルシウム:220mg、鉄:4mg、ビタミンA:125μg、ビタミンB1:0.2mg、ビタミンB2:0.2mg、ビタミンB6:0.3mg、ビタミンB12:0.5μg、ビタミンC:20mg、ビタミンD:0.5μg、ビタミンE:2mg、ナイアシン:3mg、葉酸:40μg、パントテン酸:1mg、マグネシウム:80mg、カリウム:20mg
特徴と感想
日本初のスポーツプロテインを発売したことでも知られる、株式会社 健康体力研究所のジュニアプロテインです。
今回のランクインした商品の中では、最も豊富な種類の栄養素が配合されています。
しかし、それぞれの栄養素の配合量が少ない印象です。特にたんぱく質は、1杯あたり3.15gしか入っておらず、「プロテイン」と呼んでいいのか疑問が残ります。
味はプロテインでは珍しいグレープ味で、水でも牛乳でもさっぱりと飲むことができます。子ども達もおいしいとグビグビ飲んでいました。
最安値価格
最安値販売価格:2,382円~
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第7位 アミノバイタル(amino VITAL)
ジュニアプロテイン カラダ作り用
基本情報
サイズ:2.9g×10本、2.9g×30本
1杯当たり
たんぱく質量:2.7g
たんぱく質含有割合:93.1%
(1 位 / 7 位)
3,029円÷(2.9g×30本)×2.9g=101.0円
(5 位 / 7 位)
栄養成分
熱量:11.3kcal、たんぱく質:2.7g、脂質:0g、炭水化物:0.12g、ナトリウム:2.46mg、カルシウム:0mg、鉄:0mg、ビタミンA:0μg、ビタミンB1:0mg、ビタミンB2:0mg、ビタミンB6:0mg、ビタミンB12:0μg、ビタミンC:0mg、ビタミンD:0μg、ビタミンE:0mg、ナイアシン:0mg、葉酸:0μg、パントテン酸:0mg、マグネシウム:0mg、カリウム:0mg、アミノ酸:2.2g
特徴と感想
味の素株式会社が販売している、アミノ酸補給を主とする人気シリーズ「アミノバイタル」のジュニアプロテインです。
たんぱく質含有割合は圧倒的ですが、そもそもの一杯の摂取量が2.9gと少ないため、たんぱく質は2.7gしか摂取することができません。
また、ビタミン、ミネラルも入っておらず、添加されている栄養素は、通常のアミノバイタルと同じくアミノ酸だけです。
そのため、なぜこの商品が「ジュニアアミノバイタル」ではなく「ジュニアプロテイン」と名付けられたのか、理解に苦しみます。
量が少ないため、溶かして飲むよりも、直接粉薬のように飲む方法がおすすめです。味はレモン味で、お菓子感覚でおいしく飲むことができます。
日ごろの栄養摂取というより、運動前後の栄養補給として摂取する方法が向いています。
最安値価格
最安値販売価格:2,807円~
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