補助輪なしの自転車に乗る練習は、子育ての一大イベントです。
休日の公園で練習している親子は、ほほえましい光景の一つでしょう。
しかし、やっている本人たちはかなり必死です。
私が、当時5歳の長女と練習するときもそうでした。
最初はドラマのワンシーンみたいで楽しいのですが、一向に上達しない子どもに、だんだんとイライラしてくるのです。
そして、そのイライラが子どもにも伝わり「もう練習したくない」とグズリはじめ、さらにイライラする、負の無限ループに突入します。
練習は、自転車のペダルを外したり、ストライダーの類似品を使ったり、いろいろしました。
結局、補助輪なしの自転車に乗れるまで、半年以上かかりました。
しかし、正規品のストライダーを3歳の誕生日にもらった長男は違いました。
5歳の長女が数ヶ月練習して乗れなかった補助輪なし自転車に、ストライダーを1ヶ月遊んだだけで、簡単に乗れたのです。
しかも、補助輪を外したのではなく、最初から補助輪なしの自転車に乗れました。
親子での練習時間は10分もありませんでした。
今回は、そんなミラクルを起こしてくれたストライダーについて紹介します。
補助なしの練習をしている人、これから練習を始める人は、ぜひ参考にしてください。
ストライダーと類似品の違いも比較します。
ストライダーとは
世界一のバランスバイク
ストライダーは、米国サウスダコタ州に本社を置く、Strider Sports International, Inc.が発明した、ペダルがない自転車「バランスバイク」です。創業者のRyan McFarland氏が、2歳の娘のために作ったこのバイクは、2007年の発売以来、世界70カ国で160万台以上が販売され、バランスバイクとして世界一の売り上げを誇ります。
株式会社 豆魚雷
日本においては、株式会社 豆魚雷という会社が正規販売代理店になっています。この変わった名前の会社は、1995年から海外おもちゃの輸入販売を行っている、老舗のおもちゃ屋です。ストライダージャパンという名前でも活動しており、ストライダーカップという、2歳から参加できる、世界最年少レースを主催しています。
バランスバイクの選び方
サドルの高さ
バランスバイクを選ぶうえで、最も大切なのがサドルの高さです。
国内で売られているバランスバイクは、どのメーカーも12インチに統一されていますが、サドルの高さは各メーカーの商品ごとに違います。
確認が必要なのは、両足が地面にぴったりと付くかどうかです。
少し膝が曲がるくらいがちょうどいいでしょう。
2歳児(平均身長90cm)の子どもの股下が約35cm、3歳児(平均身長95cm)の子どもの股下が約40cmです。
この長さを基準に、サドルの高さを考えるといいでしょう。
ストライダーと類似品の違いを比較
Glide Bikes, Inc.
Mini Glider(ミニグライダー)
基本情報
カラー:赤、青、緑、ピンク、オレンジ
サイズ:45cm×91cm×58cm
サドル:29cm~41.5cm
耐荷重:36kg
本体重量:3.9kg
対象年齢:2歳から
ストライダーとの違い
最大の違いは、ブレーキとスタンドが付いている点です。
これにより、ストライダー以上に自転車に近い感覚で乗ることができます。
しかし、耐久性と乗り心地はストライダーより劣ります。
特に、プラスチック製のサドル部分に、割れやヒビが発生しやすいようです。
そのため、使用の際は、ストライダー以上に大切に扱う必要があります。
デメリットもありますが、ストライダーの類似品の中では、最も完成度が高いバランスバイクです。
製造メーカー不明
GO!RIDER(ゴーライダー)
基本情報
カラー:青、緑、ピンク、オレンジ
サイズ:41cm×86cm×63cm
サドル:39cm~48cm
耐荷重:37kg
本体重量:3.6kg
対象年齢:2歳から
ストライダーとの違い
格安で知られるバランスバイクです。
一番低いサドルの高さが39cmと高いため、2歳児の使用は難しいでしょう。
ミニグライダーと同様、耐久性と乗り心地はストライダーより劣ります。
3歳以降の子どもが、補助輪なし自転車の練習として、短期間乗るのにはおすすめです。
ストライダーの種類
エントリーモデル
Classic(クラシック)
基本情報
カラー:赤、青、緑、ピンク
サドル:30cm~41cm
耐荷重:27kg
本体重量:2.9kg
対象年齢:2歳から
製品の特長
シンプルで軽い、入門モデルのストライダーです。
余計なオプション機能がついていない代わりに、最もリーズナブルな価格になっています。
ストライダーの魅力の一つは、サドルやホイールなどをカスタマイズできる点です。
使用しているうちに欲しい機能が出てきた場合は、あとから自分なりに改造することができるので、迷ったら、とりあえずクラシックを選ぶといいでしょう。
楽天市場の最安値
高性能モデル
Sport(スポーツ)
基本情報
カラー:赤、青、緑、黄、黒、ピンク、オレンジ
サドル:32cm~52cm
耐荷重:27kg
本体重量:3.0kg
対象年齢:2歳から
製品の特長
クラシックに、いくつかのオプションが加わった高性能モデルのストライダーです。
一番の違いは、XLロングシートポストが標準装備されている点です。
これにより、52cmまでサドルの高さが伸びるため、5歳まで使用することができます。
ちなみに私の息子は、オレンジが好きだったので、スポーツモデルを選びました。
楽天市場の最安値
ハイグレードモデル
PRO(プロ)
基本情報
カラー:ゴールド、シルバー
サドル:30cm~42cm
耐荷重:27kg
本体重量:2.5kg
対象年齢:2歳から
製品の特長
アルミ製の超軽量素材を使用したハイスペックモデルです。
サビに強く、高い剛性を持ちながら、ストライダー史上最軽量の2.5kgを実現しています。
足を置くフットレストの面積も広くなっているため、よりトリッキーな乗り方も可能です。
最高峰モデルを使用したい人は、これを選ぶといいでしょう。
楽天市場の最安値
補助輪が外れた後は
ストライダーで無事に補助輪なしの自転車に乗れるようになった後は、2輪スケートボード「Ripstik(リップスティック)」の子ども用「Ripster(リップスター)」がおすすめです。
適度な難易度で、小学生に抜群の人気があります。
運動神経の基礎能力である、動的バランス能力を向上させることができるので、補助輪なし自転車と同様、小学校低学年のうちに乗れるようになると、一生涯の運動神経が良くなります。
Ripster(リップスター)
ブレイブボード Ripster
基本情報
本体重量:2.0kg
耐荷重:80kg(130cm以下推奨)
サイズ:683 × 220 × 118 mm
カラー:6色(レッド、ブルー、シルバー、ピンク、ライトグリーン、ライトオレンジ)